ゴンちゃん

ちょっと昔
河原にひとりぼっちの犬がいた
ゴミをあさって感染した鼻は
膨れてもげた
ぢになったお尻は
排泄の度に 悲鳴をあげた


リードの向こうはだあれ?
ある日、
薄黒かった毛色はキャメルに変わり
ゴンの首にリードがついた

すれ違いに道の端を歩いていたゴンが
どうだ、俺にも保護者ができたんだと
うーと言って威張るようになった


ママの手、僕のものさ

あれから1年たったかな
もっともっとたったかな

ゴンは、このごろ威張らない
柴混じりの三四郎が近づいても
怒らない


だって
僕は
ママに
愛されているんだもん!